なんか、仕事の内容を新人に教えなきゃならない状況に陥った〜と思っていた矢先に、新人どころかコンピュータのコの字も知らない人にいろいろ教えなきゃならない羽目に陥ったので、maaと愉快な仲間たちさんとこをパクッてこんなもんを作成中です。

 

 

 

1.サーバって何ぞ

 

「・・・やーだ、これ一体何分待たせるっていうのよ?」

 

「なんだ?どうした?千鳥」

 

「林水先輩に頼まれてデータ打ち込んでるんだけどねー!遅くってもう話になんないわよーあームカつくー!!」

 

「どれ、見せてみろ。機密を一般回線から閲覧可能な状態にしておくことには賛同できないが、この手のものなら」

 

「・・・」

 

「この問題は、冷静に対処する必要がある。どんなに絶望的であっても、決してあきらめてはいけない」

 

「あーあーはいはい、一言“わからない”って言ってくれりゃいいのよ!もう!」

 

 

ガラ・・・

「どうしたのかね、要君」

 

「林水先輩!この遅さどうにかなんないんですか?!“なに、このプリントに記載された内容を10件ばかり入力するだけだ”なーんて言葉を真に受けちゃった私が悪いのかどうか知りませんけどね!登録ボタンを押したが最後、10分待っても20分待ってもウンともスンとも言わない上に最後に変な英語が出てきて全部ポシャーン!ですよまったくもう!宗介は宗介でいらんおせっかいしてくれるし、あーもう!」

 

「落ち着きたまえ、要君。少々拝見させてもらえるかな」

 

「はいはいはいはい、少々どころかずーっと見てても結構でございますよ!そのまんま自分で入れちゃってくださいよ!」

 

 

 

「・・・ほう、これは・・・」

 

「な、何か判明したのでありますか、会長閣下」

 

「いや、この構成では、遅くともいた仕方ない構成だと思ってね」

 

「回避策はあるのでありますか?」

 

「無い」

 

「?!」

 

「?!」

 

「生徒会もこのところ財政が厳しくてね。システムの見積もりをとるとき、少々倹約が過ぎてしまったようだ。」

 

「倹約?」

 

「それって、宗介が爆破した下駄箱の修理代とかのせいで・・・」

 

「・・・」

 

 

「いや・・・私としたことが、サーバをWindowsで仕立ててしまった。お恥ずかしい」

 

Windows、でありますか?」

 

Windows、なのだよ。相良君!」

 

 

「違うな!!林水よ!!」

 

「お前は誰だっ!!」

 

「私の名は・・・ゼロ!力あるOSへの反逆者だ!!」

 

(なんか違うぞ・・・?)

 

「ハッハッハッハ!コー○○ア○のアイコンが無かったから、エルで代用したのだ」

 

「さいですか」

 

「林水よ!!Windowsだから遅い、という幻想は捨てよ!!検索せよ!Regedt32!」

 

「ほう・・・これは・・・」

 

「?!」

 

「?!」

 

 

「なるほどな。レジストリを少々いじるだけで、劇的に改善するとは。この林水もまだまだ・・・」

 

「会長閣下!!少々ご教授いただきたいのですが」

 

「なんだね、相良君」

 

「サーバーとは、何でありますか?Windows とは・・・」

 

「そうだったな相良君。長らくゲリラ活動にいそしんでいたのだから、知らないのも無理は無い」

 

 

「パソコンは、どういったものか分かるね?相良君」

 

「はっ!!自分も情報伝達に少なからず使用しております」

 

「その情報伝達相手が、どのような形で君の情報を受け取っているか分かるかな?」

 

「面目ありませんっ!!」

 

 

「よろしい。では、君はどのような時間帯に連絡を取っているのかね?」

 

「1日3回の定時連絡に加え、随時情報を授受しております!閣下!」

 

「その時、相手側のパソコンが落ちていたら?」

 

「連絡がつかなくなるであります!サー!」

 

「左様・・・このように、いつ何時クライアントから接続されても問題ないように構築されたPCを、サーバと言う。だが、接続相手は常に起動していなければならない・・・したがって、ハードウェアとして(1)故障しにくい機器(2)故障が発生しても無停止(3)最悪の場合でもすぐに復旧できる、そのような構成が求められる。信頼性、可用性、保守性なのだよ」

 

 

 

 

「ふ・・・ふもっふ・・・?!・・・い、いや、信頼性、可用性、保守性、でありますか」

 

「そうだ。その上で動くソフトウェアにも、同じことが言える。夜中に問題があれば対策せねばならないから、その面倒を見る人間も含めてシステムとして見做す必要がある」

 

「それって、面倒を見てる人は休日も昼夜も無い、ってこと?」

 

「そうだ。相良君のような人物であれば、このような過酷な業務も平然とこなしてくれるだろう。但し、普通は複数の人間が同じサーバの運用に携わっているため、一人の人間がシステムに組み込まれることは滅多にない」

 

「そうよねー、365日24時間拘束されてたら、その人倒れちゃいますもんね。人間は消耗品じゃないんだから」

 

 

「違うな・・・林水よ!!」

 

「?!」

 

「またぁ?」

 

「ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアが命じる(注:別人です)!!削減せよ!!人件費!!」

 

シュタタタタッ

 

 

「・・・何いまの?」

 

「企業において、情報部門は常に人件費削減の圧力に晒されている。そのため、最低限の人数で廻ざさるを得ないケースも、実際には散見される。これもまた事実なのだ」

 

「人件費・・・ようするに金、でありますか?」

 

「要するに金、なのだよ。相良君。」

 

「この生徒会システムも、一人の人間が面倒を見てるのでありますか?」

 

「いや、誰も見ていない」

 

「?!」

 

「?!」

 

「人件費を捻出するだけの余裕がないのだよ。我々には」

 

「人件費・・・ようするに金、でありますか?」

 

「要するに金、なのだよ。相良君」

 

 

 

2.WindowsというかOSって何ぞ

 

「会長閣下・・・」

 

「何だね?相良君」

 

「サーバは把握したであります。Windowsとは何でありますか?」

 

OSだ。相良君」

 

「・・・OS?」

 

「そうだ。Operation System または Operating System の略だ。本来の目的は、コンピュータのハードウェアを他のソフトウェアから扱えるよう、最低限の制御をするソフトウェアのことだ。基本ソフトウェアとも言う」

 

「・・・??」

 

「ソフトウェアを作ろうとしたとき、コンピュータにどのような機械が繫がっているかが分からなければ、使いようが無い。即ち、繋がっていないことと同義なのだよ、要君」

 

「なんとなく、分かったような、わからないような・・・」

 

「いま、もっとも普及しているOSは、Microsoft 社の Windows シリーズだ。厳密には多くの種類があるが、基本的に同等の操作で扱える。これはすばらしいことなのだよ」

 

 

 

Microsoft Windows

韓国人資本家の薫敬逸(ピ・ケイツ)率いるMicrosoft技術者集団が開発し、またたくまに世界を席巻したウリナラ起源の超OS。疑う奴には謝罪と賠償を要求するニダ(写真はイメージです)

 

 

 

「・・・それはさすがに嘘でしょ?」

 

「そうだ。だが、Microsoft 社により開発されたというのは本当だがね。」

 

「風説の流布を成功させるためには、嘘に若干の真実を紛れ込ますといい。千鳥、よく見破った。君なら見破れると思っていたが」

 

「・・・馬鹿にしてない?」

 

OS は、ハード(機械)とソフトの橋渡しとなる、基本ソフトウェアなのだが・・・これは、ハードが異なれば、OSも異なるという事を意味する。根本的にことなるハードウェアでは、別のOSが用いられる」

 

「但し。同じ機械でも、特定の機能を充実させるために、異なるOSを使う場合がある。逆に、全く異なる機械同士でも、同じように使うために、表面上同一のOSを使用する場合もある。要するに、ハードとOSはn:nという事なのだよ」

 

(か・・・会長閣下のおっしゃることが把握できない。要は把握できているのか?)

 

「コンピュータにOSという概念が出来た当初、OSはコンピュータに依存していたと言ってよい。HP社のコンピュータには、HP-UXSun社のコンピュータは、Solaris。これらはいずれも UNIX というOSから派生したものだが・・・UNIXの歴史については、ここでは割愛させていただく」

 

「ゆ・・・UNIX、でありますか?」

 

UNIXなのだよ!相良君!UNIXには、C 言語と一蓮托生で発達したという特徴がある。これを見たまえ」

 

10 3F 40 0A 39 ・・・なんだ?なんの暗号だ?これは)

 

「コンピュータは人語を解さない。よって、人間がコンピュータ側の言語を理解し、プログラムを組まなければならないのだよ。これは後述するが・・・。要君。君にはこの数字の意味が分かるかな?」

 

「わーかる訳ないですよ、先輩。なーにこの数字とアルファベットの羅列ぅ・・・」

 

「有難う。そこが重要なポイントだ。それまで、OSを作るための言語はほとんどこの数字・・・マシン語で組まれていたと言っていい。ところで、これを見てくれ。こいつをどう思う?」

 

printf("a == b ?  %d\n", ceq(a, b)); ・・・何のことかわからんが・・・printfだけであれば・・・すごく・・・わかりやすいです」
 

「これが、C 言語で書かれたソースリストだ。先ほどの数字の羅列と比べると、人間の言葉に非常に類似していると思わんかね?」

 

「大阪弁かて日本語やしなー」

 

「・・・失礼。いまのは忘れてくれたまえ。ともかく、UNIXが、人間でも扱いやすい言語で記述されているという事は・・・」

 

「他のOSに比べて、UNIX は開発しやすいって事でしょ?他のOSは、マシン語なんていう訳わからないものを覚えなきゃいけないんだし」

 

「ご名答。かくしてUNIXの開発者数は他のOSを圧倒したのだ。更にマルチタスク、ユーザ権限といった思想が取り入れられ、機能的にも技術者のニーズを受け入れるのに充分なものだったのだよ。」

 

(マルチタスク・・・権限・・・)

 

「その辺を語ると混乱するので、今は忘れておいてくれたまえ」

 

(・・・会長閣下が逃げた・・・?いや・・・そんな筈は・・・)

 

UNIX のほかにも有力な OS はあったのだが、その中でMicrosoft は完全に出遅れていた。」

 

 

 

 「いまNHKで必死に宣伝されているボクは、どこにでもいる普通の社会人。ちょっと違うところがあるとすれば、コンピューターの最大手って事かナー。名前はIBM」」

 

 「そんな訳で 近くのマイクロソフト社に やってきたのだ!!」

 

 「ねえ、ちょっとあんた!!うちのパソコン用に、OS作ってくんない?!」

 

 OSですか?別に構いませんよ」

 

 

「 「こうしてMicrosoft社は IBM-PC向けのOSを開発、提供していくこととなるのだが・・・IBM社が自社PCの仕様を公開した結果、互換性のあるPC(PC-AT互換機、俗に言うDOS/V)が、世界各社から安く提供されるようになる」

 

 

 「みんなうちのOSを使ってくれるし、濡れ手に泡ですわね」

 

 「このままMS-DOSを世界標準におし上げて、世界中の金をかき集めてやりますわよ!!」

 

 「うちのPCがぜんぜん売れなくなってしまったーっ!!」

 

 「うりの得意のぱくりのぱくるぱくるぱくりるぱくれろれりれろ!!」

 

 ぱくのうりぱくれぱくられうりぱくるぱくれぱくれぜにぱくれぱくうりのうり!!

 

 「チャングムさん・・・お気持ちはすごくよく分かりま・・・」

 

 「火病ですか?フフッ」

 

 

 

 「かくして、MS-DOSは家庭向けコンピュータの標準的なOSとなり、普及していく。さらにWindowsシステムによりGUIを取り入れたことで、爆発的に普及することとなる」

 

 (な、何をおっしゃっているのかよく分からないが、それどころではない気がする)

 

「さて・・・こうして MS-DOS ひいては Windows も有力なOSとして台頭していく。だが、先に述べた UNIX とは大幅に異なる点があるのだが、わかるかな?」

 

 「はっ!!Windows は直感的で使いやすいであります!!」

 

 「そうねー。コマンドを覚えて入力するよりも、絵で見て操作するほうが楽よね」

 

 「ふむ・・・よいところに気がついたね、相良君。だが、そこはどうでもいい」

 

 (良いのかどうでもいいのか、どっちなんですか?!教えてください閣下!!と聞くと、非常に危険な気がする!)

 

 「全く的外れ、と言う訳でもないのだよ。UNIX がコマンドライン主体である理由は、主としてサーバ用途であるためだ。これは、動作を明確かつ自動的に行いたい場合に有効だ。一方、Windows GUI主体である理由は、主としてクライアント用途であるためだ。この理由は、要君が言うとおり、人間が直感的に操作できるからだ」

 

 UNIX でも、GUIのインターフェースがありますね」

 

 「・・・!!副会長閣下?!」

 

 「美樹原さん、どこ行ってたの?」

 

 「うむ。美樹原君の言うとおり、UNIXにもGUIベースのインターフェースは存在する。だが、そこは無視してくれていい。」

 

 (会長閣下!さっきからそればかりであります!!)

 

 Windows は、クライアント用途が主体だから、爆発的に普及した。一方のUNIXは、サーバ用途がメインであるためどうしても普及に限界がある。」

 

 Windows でも、サーバ用途のバージョンがありますね」

 

 (副会長閣下!それはあまりにも大胆に会長閣下を刺激しすぎであります!!)

 

 「まー、用途によって適切なOSが異なる、って事よね」

 

 「そうだ。それだけ理解してもらえれば問題ない」

 

 (こ・・・このコンテンツの存在意義にかかわる発言は危険であります!!閣下!!)

 

 

つづく