日本見聞録
「HA!HA!HA! 今日もまたお前たちの企みは失敗だ!」
「お、おまえはデラックスファイター?!」
「そうだ。そういう訳で、デラックスーボンバー!!」
「ハヤスギルヨー!!」
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
「あいつなんでいつもすぐ必殺技を出すんかのぉ?」
「必殺技をすぐに出さない他のヒーローのほうが不思議ですけどね」
「そうは言ってもだな、吉田君。ちょっと卑怯というか、不公平というか、不平等じゃないか?」
「必殺技をすぐに出さない他のヒーローのほうが不思議ですけどね」
「HA!HA!HA! 鷹の爪団!!今日もまたお前たちの悪企みは失敗だ!」
「あっ、デラックスファイター」
「そうだ。そういう訳で、デラックスーボンb
「あいやいやいやい待ってくれちょっと待ってくれ」
「やだ。デラックs
「あいやいやいやいそう言わず少しだけ少しだけ」
「・・・」
「デr
「たのむ少しだけほんの少しだけでいいから時間をくれ」
「いくら正義の味方とはいえ、デラックスファイターだけデラックスボンバーがあって、わしらに必殺技が無いってのは、少し卑怯なんじゃないかのぉ?」
「・・・」
「(ーー# デラックスーボンバー!!」

「あやややややややや」
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
「いくらわしらが世界征服を狙う悪の秘密結社だと言っても、ちと不平等が過ぎるんじゃないかのぉ?」
「そうですよね小泉総統。この不平等な扱いを、どうにかして改善する手はないもんですかね」
「そうじゃのぉ・・・デラックスファイターに匹敵する相手と対等の関係を結べれば、相対的にわしらの扱いも向上するかも知れんのぉ」
「いろいろとツッコミどころがあるお言葉ですが総統、そう簡単にいくもんなんでしょうか?」
「いくもんじゃよ吉田君。長い歴史のうちには、そういった事例はゴマンとある」
「ゴマンもあるんですか、総統?」
「そんなにある訳ないじゃろ吉田君。いちいち真に受けんでくれたまえ。そうじゃな。例えば・・・日本という国は、開国した当時不平等条約ばかりを結ばされておったのじゃよ」
「まるでデラックスファイターに対する我々のようですね」
「鷹の爪団どころの話じゃない。デラックスファイターが5人がかりで事務所に乗り込んできて、手当たり次第にデラックスボンバーをぶちかましながら金をせびっているようなもんじゃよ」
「あいつ
、正義の味方を名乗ってるくせにやってることえげつないですからね」
「こここここら吉田君!滅多な事を言うもんじゃない。デラックスファイターがいつ乗り込んでくるか分からんのじゃぞ」
「まったく困ったもんです。ところで無理やり話を戻しますが、日本はどうやってデラックスファイター5人の悪夢から逃れることが出来たんですか?総統」
「うむ、結構強引じゃが、なかなかいい質問じゃぞ吉田君。不平等条約の解消は明治初期の話じゃが、伏線は江戸時代初期から始まっていたのじゃよ」
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
「俺はロドリゴ・デ・ビベロ・ベラスコ。ヌエバ・エスパーニャ(メキシコ)の植民地政治家だ」
「ちょっと名前が長すぎて覚えられないかな」
「親しみを込めて、ドン・ロドリゴって呼んでくれていいぜ」
「それじゃぁ・・・ドン・ロドリゴ♪」
「男は黙ってろ!!」
「西暦1608年、フィリピン総督の死去を受けて、ロドリゴはフィリピン臨時総督に就任したのじゃ。翌1609年に正式な総督が決まり、ヌエバ・エスパーニャに帰国することになったのじゃが−」
−1609年夏、ロドリゴの乗った旗艦サン・フランシスコ号、台風により難破−
「地図にすると、だいたいこんな位置じゃ」
」
「総統。食事時に読者がいるかも知れないってことを少しは考えてくださいと、いつも言っているじゃないですか」
「吉田君、君は一体何と勘違いしておるのかね?」
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
「まったく、ひでぇ目に遭ったもんだ。一命を取りとめただけでも儲けもんかもしれないが・・・しかし、ここは一体どこだ?」
「ここは上総国岩和田の漁港ニダよ。」
「おっ、お前は盧○武鉉(ノ○ムヒョン)?!三流植民地の酋長(しかも解雇済)が、どうして日本に?」
「伏字になってない点とかツッコミどころは満載ニダけど、さしあたり岩和田はウリナラの植民地であることで分かってます」
「あ?お前らいつの間に植民地なんて作ったの?つーかお前らそんだけの実力あんの?」
ちゅどーん
「お、華麗にふっ飛んだ」
「問題ない。たまに朝鮮通信使が脱走して、息をするように嘘を吐くのだ。妄言に騙されてはいけない」
「なるほどな。5〜6人の首相連中に不快を感じさせ、退席させた実力は伊達じゃねーってことだな。」
「肯定だ。敵が妄言を吐く時こそ、冷静に対処しなければならない」
「で、とりあえずお前誰?」
「俺は本多忠朝。ここ、上総大多喜藩の藩主だ」
「この本多忠朝は、かの本多忠勝の次男坊じゃ。忠勝が伊勢桑名藩に移封された後、元々の所領だった大多喜藩には、忠朝が封じられておったのじゃよ」
(見たところこの異邦人、難破の影響が見えるとはいえ、かなりの身分のように見うけられるが・・・)
「なあ忠朝」
「なんだ」
「飯のおかずが竹の子ばっかりなんだが、どうにかなんねーのか?」
「問題無い。この辺は取れば取っただけたけのこが生えてくる」
「いや、飽きたんだが」
(異国の高貴なお方だとすると、無礼があってはまずい(特に飯とかだ!)。まずは将軍様(=2代秀忠)にお目通し願おう)
「こうして、ロドリゴ一行は江戸城入りし、将軍秀忠と謁見するに至ったのじゃが・・・」
「面倒くせぇ事は嫌いニダ!!」
↑秀忠(実はチ○ングム)
(いや面倒くせぇとかそういう問題じゃねって)
「大体なんでウリが異国の怪物と異国語で会話しなければならないニダ?!」
(いや、あんたのそれ朝鮮語入ってますって)
(親父(=駿府の家康)が、確か異邦人好きだった筈ニダ・・・)
「ロドリゴ!おまいらとっとと駿府に行くニダ!マンセー!!」
「おい」
「なんだ」
「なんでこいつニダニダ言ってんだ?」
「問題無い。どうせ駿府殿の傀儡に過ぎないから、配役は適当に選んでおいた!」
「いやそういう意味じゃなくてだな」
「ニダと言えば朝鮮。朝鮮と言えば傀儡。傀儡と言えば韓国ではないか!!」
「そんなわけで 近所の駿府城に やってきたのだった」
「ほう、これはこれは」
↑家康
「親しみを込めて、ドン・ロドリゴって呼んでくれていいぜ」
「安針。フィリッピンとはどこか」
「あの地図を見れば、一目瞭然かと」
あの地図

「・・・」
「・・・」
「と、とりあえず何か食わせてくれないか?」
「ふむ、三食安倍川餅でよろしいかな?」
「こうしてロドリゴは、1年間日本に滞在した後の1610年8月、ようやく いやいやいやいや みなに惜しまれつつもヌエバ・エスパーニャに帰国したのじゃ。ロドリゴ救出により、日墨関係(墨=メキシコ)は好意的に継続していったのじゃな。じゃが、三代家光の時代に鎖国が完成、日本は外国との関係を絶ってしまったのじゃよ」